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2007/04/23 10:59
「世の中の男は、三種類に分けられる。格好いい男と、そうでない男だ。」
某俳優の迷言をパクってアレンジしてみた。これは今適当に考えたのだが、まあ正しいと思います。当然俺は格好悪いグループに属しているわけで。これは子供の頃、幼少期のうちに決定され、配置換えされる事ははまずないと思われる。俺の持論として、格好いい人達は、自然に格好よく振舞う術を身につけているし、そうでない者達は、勿論出来ない。そうやって、二つのグループの差は、より大きく、かけ離れたものになっていくのです。
子供の頃から、クラスなどに絶対に一人は存在していた、物凄くモテまくる友達に、羨望の眼差しを向け続けた結果、彼らと自分とには、決定的に大きな違いがあることがわかりました。それは、
「彼らは格好悪い事をしない」
という事。
そう、彼らは俺のようなアホな事をあまりしない。俺のように後先考えずに無謀な行動に出たりしないんです。行動を起こす前に、これをすると格好悪い、と、本能で悟って取り止める。これだけだと、格好いい、悪い、ではなく、俺が予測の出来ない単なる馬鹿みたいなので、(本人は違うと思っています。)多少表現を変えてみよう。
例えば、同じ行動をするとする。それがちょっと格好悪い事だとしても、その後の行動によって大きく変わるんですね、印象って。格好いい人は、自然にフォローが出来、好印象なのだが、俺ときたら、何とかして今のマイナス評価の行動をプラスにしよう、と全力で空回り。自然にしていれば、相手もそこまで気にしない事も、ばっちり印象付けます。マイナス行動に自らマーカーでアンダーラインを引いているようなもの。よって、格好悪い行動に加え、格好悪いフォロー、と、相乗効果により二倍以上の格好悪さを演出してしまうのです。
例えば、彼女の前で屁をこいてしまった場合、どのようなフォローをするか。ただ、この場合は、屁をこく事自体、全く気にしない人もいるので、そういったタイプの人は今回は除外。出来れば彼女の前ではしたくないのに、ついしてしまった、そんな状況です。ここで、格好いい人たちは、自然に謝ったりするんでしょうね。自己申告するに越したことはない。ところが俺の場合は、悩んだ挙句に自己申告するタイミングを逃し、更にその間は会話も異常にぎこちなくなりますから、相手側からしたら、
(こいつ、屁こいて動揺してやがる。)
と、丸わかりな訳で、格好悪い事この上ないわけです。俺はこういったとき、動揺した時のぎこちなさと言ったら、それは酷いもので、幼少時の頃から全く成長していないわけで。
小学生当時、リビングのテレビでエスパー魔実を観ていた時の事。このアニメは、画家の父親が娘の魔実をモデルに裸体画を描くシーンが頻繁にあり、乳首も普通に描かれていた、という、同じ藤子不二雄アニメでもドラえもんなどとは違い、とても今の時代では放送できない作品であり、それを楽しみにしていたのかどうかは定かではないが、俺は観ていたわけで。で、突然やってくる魔実の全裸シーン。リビングで観ているから、当然母親とかもいるわけで、さっきまで会話をしていたのに、突然会話がストップしてしまう幼少時の俺。訪れる沈黙。ぎこちなさにも程がある。明らかに裸に動揺していたからな。似たようなものでは、映画のラブシーンなども含まれるので、誰しもあの魔の沈黙の時間を体験していることだろう。
で、当時からかなりの年月が流れているのだが、未だにぎこちなさを前面に押し出してしまう俺なのです。そうそう、屁の話で、家に帰ってくると何にも気にせず、ブーブー、と屁をこきまくるわけですが、凄いですね、空気清浄機って。いつも自動モードで作動しているのですが、屁をこいた一秒後には、ブオーン、という音と共にターボモードに。空気の汚れを表示するランプも、汚れ度合いマックスを表示しています。こいつがある限り、ガス漏れでも死ぬ事はなさそうです。
さて、話を戻しましょう。マイナス行動をしてしまった際、何故、素直に言えないのか。無駄に着飾ろうとするのか。無理に格好よく見せよう、という気持ちが強すぎ、その行動、考え自体が非常に格好悪いのです。ホットドッグプレスとか、マニュアル本を読んでいるような格好悪さ。
「女にモテルにはこうだ!」、「女性にウケル言葉」
みたいなやつな。ああいった本を買う事自体がもう、恥ずかしいと思うのだが。以前、電車に乗っていた際、正面に座っていた30代半ばであると思われる女性が、
「合コン必勝法!男のハートを捕らえる100の秘訣」
みたいな本を熱心に読んでいた事があって、それはとても物悲しい光景であったし、100の秘訣の前に、まず本にカバーをかけるべきで、そういった所がもてない所以なのでは、と、他人のことなら冷静に分析できるのに、何故、いざ自分のことになると空回りしてしまうのであろうか。
これは前述した通り、幼少期の頃から体に染み付いているのもあるが、それにより、体から発せられている、オーラのようなものが決定付けていると思われるのだ。オーラ、とか言うとテレビに出ている某インチキババアみたいで非常に不快だ、という人は、他の言葉に置き換えてもいい。雰囲気、空気、どれでも当てはまる。つまり、俺の場合は、格好悪いオーラが染み出ており、例え俺が何も行動を起こさなくても周りの人はオーラを感じ取り、この人は格好悪い、と無意識のうちに判別し、それに相応しい対応をするのだ。最近、これを証明する事があったのです。
この前、俺には珍しく、女性と二人でお茶する機会がありました。その場の雰囲気とかは今回全く関係がないので触れないとして、まあ、楽しく談笑していたとしましょう。で、店を出る前に、彼女はトイレに立ったわけです。で、ある考えが頭を過ぎったわけです。よくあるじゃないですか。女性がトイレに行っている間に、会計を済ませておく、あれ。俺は、男が奢って当然、とか、間違っても思わないし、そういった考え方をする女性とお付き合いした事もないので、一度もしたことがなかったんです。で、一回やってみたいなあ、と。今回お茶していた彼女も、そういったことを嫌う性格なので、どう考えてもそんなことをする必要などないのですが、俺ときたら、こういった変な衝動が一度起こると、どうにも止まらないわけで。こういった、似つかわしくない行動をしている俺を客観的に見てみたい、とか訳のわからない衝動が俺を突き動かし、伝票を持ってレジに向かったわけです。
いざレジに向かっている途中で気付いたのですが、決断までに時間がかかっているので、彼女が席を立ってから既に1,2分経過しており、早く会計を済まさないと、戻ってきてしまうじゃないか。しかも、トイレの入り口はレジの奥なので、俺が払っている所を思い切り見られてしまうではないか。なんで俺が何かをすると、このように尽く格好悪いことになってしまうのであろうか。その時俺の頭の中は、俺って格好悪いなあ、という気持ちと、大でありますように、という気持ちでいっぱいでした。
大か小かは謎のままですが、結論から言うと、彼女が戻ってきたのは、俺が会計を済ませて席に戻ってからでした。そして、既に会計を済ませた事を告げると、とたんに機嫌が悪くなり、ぶちきれておりました。そして、自分の分だと千円札をこちらに押しつけるや否や、俺を残して店を飛び出していった彼女の後を、泣きながら追ったわけでございます。
なんとか彼女に機嫌を直してもらって、弁解というか、言い訳というか、また余計な事を沢山喋ってしまったわけなのですが、一つだけ言えなかった事があります。会計時のことなんですが、伝票持ってきた俺に対して、店員の女の子、何と言ったと思います?こう言われたんですよ。
「お会計はご一緒ですか?」
って。俺の座っていた席は店員から丸見えで、その店員は、女性がトイレに行き、その間に俺が支払いに来たことをわかっていると思うんです。なのに、ご一緒ですか?ってなんなんですか。逆にそんなことをする状況が思いつかない。仮に別れ話をしていたカップルだとして、女性がトイレに行った隙に、自分の分だけ会計を済ませて立ち去る男なんて存在するのであろうか。まあ、想像するに、その時の俺は、さぞぎこちなかっただろうし、明らかに動揺していたのであろう。そして、匂い立つほどに、格好悪いオーラが出ていたに違いない。そして、店員の子はそれを感じ取り、それに相応しい対応をした、ということなんだろう。
今思えば、俺の部屋の空気清浄機。あれは俺のオーラを感じ取っていたのでは。よく点灯する、よごれランプとは、空気じゃなくて、俺のオーラのことじゃないだろうか。これからは、常時、きれいランプが点灯するよう、精進していきたいと思います。応援よろしく。
ちなみに、タイトルの、どどめいろ(土留め色)ですが、単に語呂がいいので使っただけで、何の意味もありません。豆知識として、土留め色とは、昔、土手が崩れないために桑の木を植えたのですが、その実の色の暗紫色を意味します。どうでもいいですね。ではでは。
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